家族

定年後に親の介護が始まったら?相談窓口と仕事の両立を確認

親の介護について相談するため、資料を整理しながら電話をかける男性。
親の暮らしと
自分の仕事を
分けて相談する

更新日:2026年10月14日 / 定年後の人生 編集部

先に、答え。

親の介護で困ったら、親の住所を担当する地域包括支援センターへ、認定前でも相談できます。働いている場合は退職を決める前に、使える支援と勤務先の休業・時間調整の制度を聞けます。

この記事で分かること

疑問がある方は、相談内容に合う窓口へ。

定年後に親の介護が始まったときは誰に相談する?

地域包括支援センターは、高齢者の総合相談などを担う窓口です。介護が必要な家族の居住地を担当するセンターへ問い合わせます。自治体によって別の名称を使う場合もあります。

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

まず連絡する先を分ける
困りごと相談する先
親の生活で支援が必要になった親の居住地を担当する地域包括支援センター。
介護保険の申請を知りたい親の市区町村の介護保険窓口や地域包括支援センター。
仕事の時間や休みを調整したい自分の勤務先の人事・相談窓口。
両立制度の説明に疑問がある都道府県労働局の雇用環境・均等部(室)。

出典:厚生労働省「家族介護に直面している方への支援」 / 厚生労働省「地域包括ケアシステム」 / 厚生労働省「仕事と介護の両立ポイント」

遠方に住んでいても、まず親の住所と困りごとを伝えて相談先を確かめられます。すべての資料を集め終わるまで、連絡を待つ必要はありません。

定年後の親の介護を相談する前に整理すること

本人が困っていることと、家族が気付いたことを分けて伝えます。分からないことは未確認のまま残せます。次の表は、最初の相談で状況を伝えるためのメモ例です。

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

相談時のメモ
項目分かる範囲で書くこと
親の暮らし住所、同居者、通院先、普段の生活。
困っている場面買物、食事、移動など、いつ何に困ったか。
本人の希望続けたい暮らしや、心配していること。
家族の状況住む場所、仕事、行ける時間と難しいこと。

本人の希望と家族ができることを両方伝える

一人で引き受ける前提で予定を埋めず、利用できる支援も相談できます。厚生労働省は、サービスの利用や家族の分担、両立できる体制づくりを案内しています。

出典:厚生労働省「仕事と介護の両立ポイント」 / 厚生労働省「介護休業」

定年後の親の介護とサービス利用までの流れ

介護保険のサービスは、申請、認定、計画づくりなどの手続きを経て利用します。町田市の案内でも、認定調査と主治医意見書、結果通知、ケアプランの順を示しています。提出先や書式は、親の住む市区町村で確認してください。

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

相談から利用までの確認点
段階確認すること
相談・申請申請が必要か、誰が手伝えるか、必要書類。
認定の手続き調査や主治医の確認、連絡先。
計画の相談本人の希望、家族の都合、使えるサービス。
利用・見直し費用、利用日、困ったときの連絡先。

困りごとが急に増えた場合は、その時点で窓口へ伝えます。厚生労働省は、認定前から調整を始めることも案内しています。使える支援を、認定結果だけで自己判断しないで相談できます。

出典:町田市「認定申請から介護サービス利用までの流れ」 / 厚生労働省「仕事と介護の両立ポイント」

定年後の親の介護と再雇用の仕事を両立するには

勤務先には、介護に直面したことと調整したい予定を伝えます。休業、休暇、勤務時間の制度は、それぞれ使う場面が異なります。再雇用だから使えないと決めず、契約期間などの条件を確認します。

介護休業は支える体制を整える時間にも使う

介護休業は、対象家族一人につき3回、通算93日までが制度の枠です。対象となる家族の状態や労働者の条件があり、有期契約では契約の見込みも関わります。労使協定による対象外の条件もあるため、個別に確認してください。

希望する開始日の原則2週間前までに、書面等で申し出ます。急な事情で日程に困る場合も、勤務先へ早めに相談します。休業中に窓口への相談や家族の分担を整える使い方も案内されています。

出典:厚生労働省「介護休業」

制度について説明が分からない場合は、労働局の雇用環境・均等部(室)が相談先です。勤務時間と役割の見直し方も確認できます。

出典:厚生労働省「仕事と介護の両立ポイント」

定年後の親の介護でよくある質問

まだ認定がなくても相談できますか?

介護の困りごとを地域包括支援センターへ相談できます。認定前からの調整も、公的な案内に含まれています。

仕事を辞めてから相談する方がよいですか?

退職を前提にせず、先に使えるサービスと勤務先の制度を確認できます。本人や家族の事情を整理し、続けられる体制を相談します。

出典・確認した一次資料

活動や講座の対象・費用・日程は、各主催者の案内をご確認ください。

次に知りたいことから、もう1本。

家事と一人の時間。夫婦で話すきっかけと分担の例。 →曜日・時間帯・担当業務を分け、続けたい予定と仕事を両立する条件へ。 →

暮らしの入口に戻る