健康

60代の筋トレ入門|自宅・教室・ジムの選び方と続ける工夫

60代の筋トレを始める前に、椅子のある運動教室で指導者と話す女性のイメージ。
動きを覚える
小さな一歩から
60代の筋トレ

更新日:2026年10月14日 / 定年後の人生 編集部

先に、答え。

60代の筋トレは、自分の体力に合う動きを確認し、続けやすい場所を選ぶことから始められます。持病や痛み、薬の影響を確認し、回数や負荷は一律に決めず、必要に応じて専門家へ相談します。

この記事で分かること

始め方や利用条件を、公式の案内で確かめられます。

60代の筋トレは続けやすい場所を選ぶ

最初の目標は、重いものを持ち上げることだけではありません。動きを一つ覚える、分からないことを質問することも、小さな前進です。まずは、どこなら気負わず取り組めそうかを考えてみましょう。

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

場所を選ぶときの比較
場所向いている希望先に確かめること
自宅移動せず、自分の都合で取り組みたい。安全な場所と支えを確保できるか。動作を確認できるか。
自治体等の運動教室人と一緒に習い、質問する機会がほしい。募集対象、内容、費用、指導者、開催日。
民間ジム器具の使い方を教わりながら取り組みたい。初回指導、料金総額、休会・退会条件、通う負担。

この表は、場所を比較するための編集部の整理です。公共の教室も、無料とは限りません。医療上の管理が必要な場合は、場所選びも医療機関へ相談します。

出典:厚生労働省:身体活動・運動を安全に行うためのポイント / 厚生労働省:慢性疾患を有する人の身体活動のポイント

筋トレには、自分の体重を使う運動も含まれます。器具の購入やジム契約を、始める条件にする必要はありません。まず公式の教材で、取り組み方を知ることができます。

出典:厚生労働省:筋力トレーニングについて

60代の筋トレは公式教材で動きを確かめる

歩く運動と筋トレは、体への負荷のかけ方が違います。筋トレは、特定の筋肉に繰り返し負荷をかける運動です。速さや回数を競う前に、姿勢と呼吸を確かめましょう。

出典:厚生労働省:筋力トレーニングについて

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

公式プログラムにある動きの例
主な部位掲載される種目例確認したい点
下肢ハーフスクワット、レッグプレス。膝や腰に痛みがないか。自分に合う範囲か。
胸プッシュアップ、チェストプレス。姿勢と負荷を、自分の状態に合わせられるか。
背中ロウイング、ラットプルダウン。動かし方を理解できるか。指導を受けられるか。

出典:厚生労働省:高齢者を対象にした運動プログラム

表は公的プログラムの種目例で、全員に行うよう勧めるメニューではありません。動きが分からないときは、自己流で重さを増やさず指導者へ確認します。胸・背中・下肢など、部位の偏りも相談できます。

国立長寿医療研究センターは、無料の在宅活動ガイドを公開しています。短縮版には動画もあり、動きを確かめる入口になります。適する内容の選び方と、現行版の注意事項を先に読みます。

出典:国立長寿医療研究センター:在宅活動ガイド / 国立長寿医療研究センター:いつでもHEPOP

  1. 現行の在宅活動ガイドで、注意事項を読む。
  2. 自分の状態に合う内容を、公式の案内で確認する。
  3. 動きと呼吸を確認し、分からない点をメモする。
  4. 痛みや不安があれば、始める前に専門家へ相談する。

60代の筋トレを始める前に確認すること

同じ60代でも、普段の活動や体力、持病は違います。年齢だけで回数や重量を決めず、自分の状態を確認します。治療中の方は、受診や必要な治療を続けることが前提です。

出典:厚生労働省:慢性疾患を有する人の身体活動のポイント

表が画面に収まらない場合は、左右に動かして読めます。

始める前と運動中の確認
場面確認・行動
持病・服薬病気や薬の内容を、医師や指導者に伝える。
場所の準備障害物を避け、必要なら手すりや安定した台を使う。
動いているとき息を止めない。人と同じ回数を無理に目指さない。
いつもと違う症状胸痛、動悸、めまい、強い痛みなどがあれば運動を中止する。

出典:厚生労働省:身体活動・運動を安全に行うためのポイント / 国立長寿医療研究センター:在宅活動ガイド / 厚生労働省:筋力トレーニングについて

薬によっては、心拍数だけで運動の強さを判断できない場合があります。時計の表示を見て、自分だけで負荷を決めないようにします。薬の量や飲み方を自己判断で変えることも避けてください。

出典:厚生労働省:身体活動・運動を安全に行うためのポイント

新たな痛みや息苦しさなどが出たら、運動を中止して医師へ相談します。発熱など体調の悪い日は、無理をせず休みます。休むことも、体調に合わせて続けるための選択です。

出典:国立長寿医療研究センター:在宅活動ガイド

60代の筋トレは休息と記録を味方にする

厚生労働省は、成人と高齢者に週2〜3日の筋トレを推奨しています。これは一般的な目安で、全員がすぐに達成するノルマではありません。自分の状態に合わせ、休息日も設けることが大切です。

出典:厚生労働省:筋力トレーニングについて

慣れてきたときも、一度に大きく負荷を増やす必要はありません。負荷を上げるときは、必要に応じて運動指導者へ相談します。回数の記録だけでなく、楽しく続けられるかも振り返れます。

出典:厚生労働省:高齢者を対象にした運動プログラム

教室やジムで質問できると、一人で迷う時間を減らせます。参加条件や指導の内容を確認してから、通うかを考えましょう。自宅が合う方は、移動せず取り組める点を生かせます。

60代の筋トレでよくある疑問

筋トレは毎日行わないと意味がありませんか?

筋トレでは、休息日を設けることも大切です。毎日同じ部位を追い込むことを、この記事では勧めません。体調と目的に合う頻度を確認してください。

出典:厚生労働省:筋力トレーニングについて

筋トレだけをすれば十分ですか?

公的ガイドは、有酸素運動やバランス運動との組み合わせも示しています。生活全体の運動を考えるなら、定年後の運動の始め方も確認できます。

出典:厚生労働省:高齢者を対象にした運動プログラム

筋トレで病気を防げると考えてよいですか?

効果は研究の対象や方法によって異なり、個人の結果を保証できません。疾患や死亡リスクとの関連を調べた観察研究は、因果関係を示すものではありません。治療の代わりにせず、自分の状態に合う内容を確認してください。

出典:厚生労働省:筋力トレーニングについて / 厚生労働省:慢性疾患を有する人の身体活動のポイント

筋トレの最初に器具を買った方がよいですか?

自分の体重を使う方法もあり、購入が必須ではありません。まず公式教材で動きを知り、必要な支えや場所を確認できます。続けるために何が必要かを考えてから、購入や契約を検討しましょう。

出典:厚生労働省:筋力トレーニングについて / 国立長寿医療研究センター:在宅活動ガイド

出典・確認した一次資料

公的ガイドの一般的な情報を整理しています。持病や症状がある場合は、かかりつけ医などに確認してください。

次に知りたいことから、もう1本。

読書・写真・手芸・園芸。一人の楽しみと交流の候補を比べる。 →歩く・体操・筋力を保つ動き。公的ガイドと体調に合わせた始め方。 →

暮らしの入口に戻る